スタートレック: ディスカバリー

Netflixでの配信とはいえ、アメリカ本国での配信からそんなにタイムラグなく日本語吹き替え済が観られるのはいい時代になったものだ。

スタートレックといえば、新シリーズが始まる度に主要キャストのダイバーシティに注目しているが、今回のシリーズでは艦長は白人男性だった。しかし、本編を見ると、主人公がそもそも艦長ではない。主人公は戦争の引き金をひいてしまったヴァルカンの教育を受けた地球人の艦隊士官、人種と性別は黒人女性。

話の冒頭で乗艦している船はShenzhou(神舟)で艦長は中国系マレーシア人エンジンのミシェル・ヨーが演じている。その他の特徴としては技術士官とドクターがいずれも男性だが、パートナー関係にあるとかだろう。

ストーリー上の特徴としては、背景説明以上に当面のストーリーを駆動する設定が強力にあるところが、従来のシリーズとは異なる印象だ。そういった設定がないとNetflixが好むような話の強度が維持出来ないという判断だろうか。TNGとかが好きだったので違和感がある。