スマートウオッチは普及しなかった

Apple Watchを1年ちょっとその前はAndroid Wearを使っていたが、いずれも処分した。 正直、いずれも値段に対して機能が追い付いていないと思った。より正確には、あの処理能力を生かすアプリケーションがないために、価格が正当化できない。 現状のApple WatchAndroid Wearの実現できることは通知や活動量計でしかないのだけど、それだけであれば中国製の数千円で購入できるスマートウォッチで十分である。高性能なプロセッサとリッチな表示機能やGPSなどを搭載してスマートフォンのようにプラットフォーム化したいという意図はわかるのだけど、2年以上を経て結果としてキラーアプリケーションは立ち上がらなかったし、現状ではただの物凄く高価な時計になっている。 Apple Payの端末としては腕時計という場所は面白いと思うが、やはり値段を正当化するほどではないと思う。 新しいセグメントの商品を作るなら、Mi Bandのように低価格だが限定された機能から世代を追うごとに必要な機能を足していくという方法論の方が、何に使うか分からないけどいきなりフルスペックの製品を出すより正しかったんじゃないかなと思える。