ODROID-C1を買った

ODROIDという韓国のワンボードコンピュータやタブレットなんかのシリーズの新作であるC1というモデルを買った。

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Raspberry Piよりざっと7倍ぐらいCPUが速くて、メモリの容量が2倍、USBのポートも2倍、NICも1Gbpsまで対応という代物。何故か赤外線の受信もできたりする。CPUの性能も良くなっているので、XBMCを入れてメディアプレーヤとして使うことを想定しているからだろうか。 GPIOなどの汎用的なインターフェースも基本的なところは揃っている。しかし、ここまで速いと組込みとして使うとちょっともったいない気もしてくる。

ここ2年ぐらいで、この種のワンボードコンピュータが増えているが、最新のモデルだけあって最新のスペックということである。これでお値段たったの、$35

ストレージはMicroSDか専用のeMMCモジュール。後者の方がパフォーマンスは良好なようだ。 届いてから半日ほど色々と触ったが、どうもブートのプロセスが不安定なようでリブートから帰ってこないことがときどき有った。サポートフォーラムでも初期に用意されたスクリプトの不具合が報告されたりその修正がされたりと、出荷直後のドタバタは若干あるようだ。私は元から持っていたMicroSDにUbuntuを入れて使っていたので、専用のeMMCモジュールを使えば安定した動作となっていた可能性もある。

Cortex-A5自体はスマートフォンではローエンド向けのプロセッサだけど、ワンボードコンピュータとしてはかなり速い部類になる。実際リモートからログインして使っている分にはかなり実用になると感じた。RPiではセルフコンパイル環境を作っても遅くて作業する気にならなかったが、これならばこの上で全ての作業をしても不満はない。