お約束ごと

パシフィック・リムを観てつくづく私は特撮的約束ごとに対して受容性がないなと実感した。

特撮に限らずアニメなどでもそうだけど、普段見ない人間からすると奇異に映る約束ごとというのが非常に多いのだなと思った。それの多くは不合理だったりするので何故そうなっているのかを理詰め考えても仕方がないことがある。あるいはその理由が作中の理由によらずメタな理由によることがある。

  • 怪獣に対しても近代兵器は通用しない。そして接近戦を行なってしまい、壊される
  • 巨大ロボットは人型である
  • ロボットに搭載された火器は近代兵器のそれと違って通じる
  • パイロットは実機に搭乗している必要があり、リモート制御ではいけない
  • 変なスーツを着て操縦する

などなど。アニメだって人型ロボットに関しての不合理さは作品の中で色々と理屈をつける物もあるが、格好いいからとかおもちゃが売れるから以上の理由はほとんどない。

特撮物を子供のころから継続的に視聴していたら不合理さを感じる前にあたり前のこととして受容できるのだろうけど、私などは特撮を見なくなっていた時期が長いためそのお約束ごとがどうにも気持ち悪い。